アステラス健保 健保だよりNo.44
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 下記の手順で行います。月に一度、生理が終わった4~5日後に行うのが適当です。閉経後の方は、毎月日にちを決めて行ってください。自己検診を続けることで、乳房の変化に気づくことができます。自己検診にトライ!1.調べる乳房と反対側の手で「の」の字を書くようになぞり、乳房とわきの下(リンパ周囲)にしこりがないか調べます。2.乳房や乳首をしぼり、分泌物がないかチェックします(妊娠・授乳期を除く)。鏡の前で両手を挙げ、乳房にひきつれ、くぼみ、左右差がないかをチェックします。ベッドや床に仰向けの状態で寝そべり、チェック1と同様に、調べる乳房と反対の手で「の」の字を書くようになぞり、乳房のわきの下にしこりがないか調べます。乳がん検診は30代から(家族歴がある人は20代から)1~2年に1回、受けましょう!問診 初潮年齢、最終月経、妊娠・出産歴、乳がんの家族歴、乳がんの既往歴、乳房の痛みやしこりなどの自覚症状の有無、過去の検診受診状況などを確認します。視触診 乳房の形、しこりの有無、へこみやひきつれなど皮膚の異常、乳頭からの分泌物の有無、わきの下のリンパ節の腫れの有無などを調べます。マンモグラフィー 乳房を板状の装置にはさんで圧迫し、上下、左右の方向からそれぞれX線撮影します。●視触診ではわからない小さなしこりや石灰化(乳腺内のカルシウムが沈着したもの。良性・悪性の場合あり)が見つかることがある。●乳腺密度の高い20~30代の女性や妊婦では真っ白にうつり、検査の精度が低くなることがある。超音波検査 乳房にプローブという器具を当て、モニターに映し出される乳房の断面画像を観察します。●マンモグラフィーでは見つからないごく小さながんや石灰化が見つかることがある。●乳腺濃度(密度)の高い20~30代の女性や妊婦でもしこりが見つかることがある。チェック1チェック2チェック3ポイント入浴時に石鹸などをつけると調べやすくなります。乳がんの約半分が乳首より上の外側に発生します。この部分は念入りに調べましょう。ポイント背中にタオルなど入れて、乳房が平らな状態になるようにするとチェックしやすいです。9

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