アステラス健保 健保だよりNo.46
6/12

へるすガイド子ども・高齢者は特に注意!熱中症にご注意を ここ数年、猛暑が続いている日本の夏。気象庁の予報によると、今年の夏も平年並みか、それ以上に暑くなると予測されています。熱中症対策を万全にして、すこやかに夏を乗り切りましょう。熱中症とは、高温多湿下で引き起こされる不調の総称 私たちの体には、体温調整機能が備わっており、通常は36~37℃くらいの範囲に体温が保たれています。しかし、高温多湿な環境下で一度に大量の汗をかくと、体内の水分と塩分(ナトリウム)のバランスが崩れ、さまざまな不調を引き起こします。これを「熱中症」といいます。 熱中症は、「めまい」や「立ちくらみ」といった症状に始まり、重症化すると「意識がない」「けいれん」「呼びかけに対して返事がおかしい」といった意識障害を起こして、極めて危険な状態に陥ります。こうした状態になると、体にたまった熱を放出できなくなり、多臓器不全により、そのまま死に至ることもあります。 熱中症は、最初は軽症であっても、短時間で重症化することもあるので、すばやい応急処置が重要です。幼児は特に注意!●幼児は体温調整機能が十分発達していないため、特に注意が必要です。●晴れた日には地面に近いほど気温が高くなるため、幼児は大人以上に暑い環境にいます。軽●めまい ●立ちくらみ ●汗が止まらない ●筋肉痛中●頭痛 ●吐き気 ●体がだるい(倦怠感)●虚脱感重●意識がない ●けいれん ●高い体温である●呼びかけに対し返事がおかしい●まっすぐに歩けない、走れないこんな症状があったら熱中症を疑いましょう※環境省『熱中症環境保健マニュアル』より6犬36℃子ども35℃大人32℃

元のページ 

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です