アステラス健保 健保だよりNo.48
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けんぽだより No.48 平成29年1月発行 発行所/アステラス健康保険組合 東京都中央区日本橋本町2-5-1 http://www.astellaskenpo.com/かぜ・インフルエンザウイルスが活発になるこの時期。冬を元気に過ごすために、ウイルスの侵入口である粘膜と、ウイルスと体内で戦う免疫力を強化することが大切です。材料(2人分)ゆでうどん(平打ち)…200g/豚もも薄切り肉…80g/油揚げ…½枚/かぼちゃ…100g/ごぼう…⅛本/しめじ…½パック/長ねぎ…5㎝分/ほうれん草…50g/だし汁…2½カップ/みそ…大さじ1⅔作り方1豚肉は食べやすい長さに切り、油揚げは半分に切ってから1.5㎝幅に切る。2かぼちゃは種とわたを除き、1.5㎝厚さのひと口大に切る。ごぼうは包丁の背で皮をこそげ、ささがきにして水にさらし、水けをきる。しめじは石づきを取って小房に分ける。3長ねぎは斜め薄切り、ほうれん草は3㎝長さに切る。4鍋にだし汁を入れて火にかけ、煮立ったら1と2を加えてアクを取り、ふたをして3分ほど煮る。5うどんを加えてさらに3分ほど煮て、みそを溶き入れ、3を加えてさっと煮る。かぼちゃにはビタミンA・Cがいっぱい。豚肉がうまみのあるだしになるとともに、ビタミンB群が疲労回復にも役立ちます。エネルギー345kcal 塩分2.4gウイルスと戦う白血球の働きを強化し、免疫力を高めます。また、細胞と細胞を結びつけるコラーゲンの生成を助けて粘膜を強化。ただし、加熱調理によって壊れやすいので、生で食べる、煮汁ごと食べるなどの工夫が必要です。じゃがいもやカリフラワーのビタミンCは加熱による損失が少ないのが利点です。皮膚や粘膜などの形成と働きにかかわっているため、不足すると気管などの粘膜にウイルスが侵入しやすくなります。緑黄色野菜など植物性食品のビタミンA(βベータ-カロテン)は、動物性食品と比べると吸収率が低いので、吸収率を高める油と一緒にとりましょう。ビタミンCビタミンAビタミンB群のなかでも粘膜の健康ともっとも密接なのがビタミンB₂です。不足すると口や鼻の粘膜に炎症がおこりやすくなり、ウイルスに対するバリアーの働きが弱まります。ビタミンB₁は糖代謝を助け、疲労物質をたまりにくくさせることによって体力を保ちます。ビタミンB群柿、みかん、カリフラワー、ピーマン、じゃがいも、大根などビタミンC  を含む食材春菊、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、レバー、銀だらなど鮭、豚肉、レバー、青魚、卵(ビタミンB₂)などビタミンA  を含む食材ビタミンB群  を含む食材ビタミンC かぼちゃビタミンA ほうれん草 かぼちゃビタミンB群 豚もも肉エネルギー345kcal 塩分2.4g※料理の熱量、塩分は1人分です。料理/満みつ留どめ邦子   (料理研究家・管理栄養士)撮影/横山新一 構成・スタイリング/野澤幸代 食べてかぜ・インフルエンザ予防!

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