アステラス健保 健保だよりNo.48
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新年のご挨拶理事長 櫻井 文昭 新年あけましておめでとうございます。 被保険者ならびに被扶養者のみなさまにおかれましては、新たな年を健やかにお迎えのことと存じます。平素は当健康保険組合の事業運営に対し多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、わが国の平成27年度の概算医療費は41.5兆円と過去最高、対前年度3.8%の高い伸び率となりました。健康保険組合全体の医療費(保険給付費)も同様の傾向にあります。 私たちの健康保険組合は、高齢者の医療制度を支えるための費用として多額の支援金・納付金を拠出していますが、平成29年度からは後期高齢者支援金の算定方法が、報酬(給料)を基にした「全面総報酬割」に移行されるため、当組合を含め多くの健康保険組合が負担増を強いられることが必至であり、健康保険組合を取り巻く財政状況はさらに厳しくなると予測されます。 このような情勢のなかで、健康保険組合としての取り組みの基本は医療費適正化であり、みなさまに対する健康づくり事業の推進や重症化予防といえます。国では健康寿命の延伸に向けた取り組みを進めていますが、健康保険組合においても従来の生活習慣病予防としての特定健診・特定保健指導と併せて「データヘルス計画」を推進し、平成30年度からの第2期データヘルス計画の策定に向けた各種事業の見直しに取り組んでまいります。 また、昨年から始まっているマイナンバー制度については、医療保険に関する情報との連携の本格化などが予定されています。当健康保険組合といたしましては個人情報の厳格な保護・管理に努めてまいりますので、みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 最後となりましたが、本年がみなさまにとって実り多き一年となりますことをご祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。基本方針「事業目的」を実現するため、以下の「基本方針」を策定します。  ◦適切な保険者機能(医療費適正化、保健事業)を発揮します。  ◦被保険者等の健康管理、健康増進に重点的に取り組みます。  ◦受益者と全体利益の整合性に留意した施策を実施します。  ◦外部組織の活用を図り、合理的で且つ効率的な推進をします。事業目的被保険者、被扶養者および事業主に信頼される健康保険事業を運営します。なお、費用は適切な範囲に抑制します。アステラス健康保険組合の基本構想2

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