アステラス健保 健保だよりNo.49
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健康保険収入81.8%収入特定健康診査等事業収入 0.6%財政調整事業交付金 0.6%雑収入・他 0.8%繰入金 3.4%繰越金 11.0%調整保険料収入 1.9%平成29年度 予算と事業計画がまとまりました厳しい財政状況ながらも保険料率は前年度同率を維持2月20日開催の第149回組合会で、当健保組合の平成29年度予算が承認されましたのでご報告いたします健康保険料率・介護保険料率ともに据え置き なお、健康保険料率は据え置きましたが、一般保険料率と調整保険料率の内訳が右記のように変わっています。●健康保険料率7.00%⇒7.00% 一般保険料率6.849%⇒6.846% 調整保険料率0.151%⇒0.154%●介護保険料率0.88%⇒0.88%●●●健保組合を取り巻く情勢●●● 平成20年度以降、高齢者医療を支えるための納付金負担が課せられ、その金額は高齢化の進展とともに増大しています。全国の健保組合の財政を圧迫しているこの納付金のうち、後期高齢者支援金の算出方法が平成29年度から「全面総報酬割」となりました。総報酬割とは、支援金の負担割合を健保組合加入者の支払い能力に即したものにするため、その平均収入に応じて設定する方法です。介護納付金についても段階的に総報酬割へ移行される予定で、被保険者の収入水準が比較的高い、多くの健保組合がさらなる負担増を強いられます。また、高齢化や高額薬剤の保険適用等の影響により医療費(保険給付費)も増加傾向にあり、健保組合を取り巻く状況は一層厳しさを増しています。少子化により社会保障の支え手が減少する中で、高齢者の医療費を適正化・効率化し、負担のしくみをどう再構築していくかが、今後の大きな課題となっています。●●●予算概要●●● 当健保組合の平成29年度予算は、前年度の被保険者数や平均標準報酬月額の実績などを勘案し、被保険者数7,550名、平均標準報酬月額を53万600円、総標準賞与額を232億6,750万円として編成しました。厳しい財政状況ではありますが、保険料率は7.00%を維持しています。 前年度からの繰越金6億4,900万円と過去の積立金2億円を繰り入れるため合計での収支バランスはとれていますが、単年度収支を表す経常収支では6億2,498万円の赤字を見込んでいます。 主な収入源である健康保険料は、事業主(会社)および被保険者の皆さんにご負担いただくもので、平成29年度は前年度予算比1億450万円減の48億3,087万円を見込んでいます。 皆さんの医療費や各種給付金にあてられる保険給付費は、同比7,110万円増の24億6,241万円を見込んでおり、保               収支の割合 (2

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