アステラス健保 健保だよりNo.49
7/12

 大腸がんを発症する原因には、肥満や運動不足といった生活習慣があります。そのほかにも高齢や遺伝も考えられます。 大腸がんは比較的治りやすいがんですが、検診受診率の低さから死亡者数が増加しています。 早期に発見するためには年に1度は検査を受けておく必要があります。手軽で簡単な検査は「便潜血検査」です。この検査で異常があれば、「直腸造影検査」や「大腸内視鏡検査」を行います。内視鏡では、きわめて小さなポリープまで観察でき、がんやポリープが見つかれば、同時に切除することもできます。 定期的に検診を受けて、早期発見・早期治療を心がけましょう。7●肥満●アルコールのとりすぎ●運動不足●喫煙 など 大腸がんは、高齢化と食生活の欧米化などにより年々増えており、日本人にとって身近ながんの1つといえます。大腸がんがある程度の大きさになると、血便(便に血がつく)、便秘や下痢などの便通異常、腹痛などの症状が現れますが、早期ではほとんどが無症状です。症状が出る前に発見するためには、適切な検査を受けることが大切です。 大腸がんの危険因子として、肥満とアルコールのとりすぎが近年の研究で明らかになっています。さらに、運動不足や喫煙、遺伝的要素もがんの発症に関係しているとされています。 こうしたことから、普段の生活で心がけることは肥満を防ぎ、アルコールの摂取を控えめにして、禁煙するとともに、運動することが有効な予防法です。特徴的な症状が出にくいのが難点大腸がんの予防は生活習慣の改善から大腸がんを発症する原因年に1度はがん検診を受けましょう遺伝性生活習慣高齢

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る