アステラス健保 健保だよりNo.51
12/12

けんぽだより No.51 平成29年10月発行 発行所/アステラス健康保険組合 東京都中央区日本橋本町2-5-1 http://www.astellaskenpo.com/塩分の摂りすぎに気をつけよう! 血圧が気になる人の食事で一番のカギとなるのは、塩分を控えることです。現在、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、食塩摂取量の目標値は1日当たり男性が8g未満、女性が7g未満とされています。7~8gというと、食塩小さじ1杯強の量になります。実際の摂取量は基準よりはるかに多く、ラーメン1杯をスープまで飲むとあっという間に約6gは摂ってしまいます。おいしいものにはしっかり味がついているのだと自覚し、できるだけ食事のメニューは味のメリハリをつけ、塩分の摂りすぎに注意したいですね。 塩分の摂りすぎ対策として、①酸味を利用する ②うま味を利用する ③香辛料・薬味を利用する ④カリウムを摂る、があげられます。これまでの味付けを大きく変えるのは難しいことですが、食材の組み合わせや味付けを工夫し、少しずつ慣らしていきましょう。血圧が気になるときのメニュー鶏ささみのまきまき鶏ささみ…………………4本(1本65g)白ねぎ……………………15cm(60g)りんご……………………1/4個(75g)塩・こしょう……………少々しそ………………………4枚オリーブオイル…………大さじ1酢…………………………大さじ2はちみつ…………………大さじ1水溶き片栗粉……………小さじ2粒マスタード……………大さじ1紫ほうれん草……………適宜①鶏ささみは包丁で筋を取り、観音開き(左右に開いた状態)にする。②白ねぎは5cm幅に切り、1つを縦に十字に切り4等分にする。りんごは皮ごと3mm幅のスティック状に切る。③鶏ささみに軽く塩・こしょうをしてしそをのせ、その上に白ねぎ、りんごを置いて手前から巻き(写真)、巻き終わりをぎゅっと握る。④フライパンにオリーブオイルをひいて温めたところに、③を巻き終わりの部分を下にして入れ、蓋をして中火弱で焼く。ときどき転がし火が通ったら一度取り出す。⑤同じフライパンに酢、はちみつを入れて混ぜ、水溶き片栗粉でとろみをつけた後、④を戻してソースをからめたら火を止め、粒マスタードを加える。⑥食べやすい大きさに切って器に盛り、ソースを回しかける。お好みで紫ほうれん草を添える。りんご作り方材料(2人分)1人分278kcal塩分0.7g◦料理制作 本田祥子(管理栄養士)◦撮  影 石田健一◦スタイリング 宮澤由香りんごはそのまま食べてもおいしいのですが、甘味と酸味のバランスがよいので料理にも向いています。また、りんごに含まれるリンゴ酸やクエン酸は食品のうま味を高める効果があるといわれており、塩分を控えたいときに使うのがオススメです。ほかにも、果皮に多く含まれるリンゴポリフェノールは小腸で脂肪の消化吸収を抑制する働きがあり、脂肪の蓄積を抑えてくれるため、ぜひ皮ごといただきましょう。

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る