アステラス健保 健保だよりNo.52
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2基本方針「事業目的」を実現するため、以下の「基本方針」を策定します。  ◦適切な保険者機能(医療費適正化、保健事業)を発揮します。  ◦被保険者等の健康管理、健康増進に重点的に取り組みます。  ◦受益者と全体利益の整合性に留意した施策を実施します。  ◦外部組織の活用を図り、合理的で且つ効率的な推進をします。事業目的被保険者、被扶養者および事業主に信頼される健康保険事業を運営します。なお、費用は適切な範囲に抑制します。アステラス健康保険組合の基本構想新年のご挨拶理事長 中島 竜介 あけましておめでとうございます。 被保険者ならびに被扶養者のみなさまにおかれましては、新たな年を健やかにお迎えのことと存じます。また、平素は当健康保険組合の事業運営に対し多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、みなさまご承知のとおり、超高齢社会のさらなる進展や医療技術の進歩、高額薬剤の保険適用等により、健保組合が負担する医療費は増大を続けています。全国の健保組合の平均では、この10年間で被保険者1人当たりの年間保険料負担は約10万円も増加しており、健保組合の支出の増加は、現役世代の負担の増加となって現れています。 このようななか、平成29年度は、所得水準の高い高齢世代の負担が見直される等、健康保険・介護保険において世代間負担の公平性を図る制度改正がなされました。平成30年度は、診療報酬・介護報酬の同時改定が予定されていますが、現役世代の負担に配慮されたものになることが望まれます。 一方、平成30年度は、第3期特定健診・特定保健指導実施計画と第2期データヘルス計画が同時にスタートする、健保組合にとって非常に重要な年となります。特定健診・特定保健指導は、実施率に応じた後期高齢者支援金の加算・減算が拡大され、データヘルス計画は、3年間に及ぶ試行期間を経て本格稼動の時期となります。 いずれも、各健保組合には成果を上げるための創意工夫が求められており、当健保組合においても、平成30年度に向け、計画の策定とその実施の準備に鋭意取り組んでいるところです。みなさまにおかれましては、特定健診・特定保健指導をはじめとした当健保組合の事業を積極的にご活用いただき、健康管理・健康づくりに取り組んでいただければ幸いです。 最後となりましたが、本年がみなさまにとって実り多き一年となりますことをご祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。

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