No.53(2018年4月)
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健康保険収入 87.5%収入調整保険料収入 2.0%特定健康診査等事業収入 0.6%財政調整事業交付金 0.6%雑収入・他 0.9%繰越金8.4%平成30年度 予算と事業計画がまとまりました経常赤字が見込まれるものの、健康保険料率 2月19日開催の組合会で、当健保組合の平成30年度予算が承認されましたのでご報告いたします。健康保険料率は据え置き、介護保険料率は引き上げ 健康保険料率は前年度据え置きとしましたが、介護保険料率を引き上げさせていただきました。●健康保険料率7.00%⇒7.00% 一般保険料率6.846%⇒6.846% 調整保険料率0.154%⇒0.154%●介護保険料率0.88%⇒1.00%健保組合を取り巻く情勢 健保組合を取り巻く情勢は依然として厳しく、高齢化や医療の高度化による医療費の増大に加え、高齢者医療制度への納付金負担が財政の重荷となっています。全国の健保組合の平均では、この10年間で被保険者1人当たりの年間保険料負担が約10万円も増加しています。平成29年度から後期高齢者支援金の算出が全面総報酬割になったことに続き、介護納付金の算出にも平成29年8月から総報酬割が導入され、報酬水準の高い健保組合では、介護納付金の負担が増えていく見通しです。 健保組合の全国連合組織である健保連では、高齢化がピークを迎える2025年までの今後7年間で、健保組合の納付金負担は1人当たり1.5倍程度にまで膨らむと推計しています。国を挙げて、将来を見据えた皆保険制度を堅持するための展望を描き、その議論を深めることが望まれます。予算概要 当健保組合の平成30年度予算において、健康保険料率は前年度と同率で編成しましたが、介護保険料率は1.00%に引き上げさせていただきました。健康保険の実質的な収支は、経常収入49億439万円、経常支出49億2,924万円となり、差引2,485万円の赤字予算となりました。 主な収入源である健康保険収入は、事業主および被保険者の皆様にご負担いただくもので、平成30年度は前年度予算比919万円減の48億2,168万円を見込んでいます。 皆様の医療費や各種給付金にあてられる保険給付費は、同比1億6,105万円減の23億136万円を見込んでおり、健康保険収入の47.7%にあたります。また納付金は、同比4億8,861万円減の19億6,216万円となり、健康保険収入の40.7%に相当します。 なお、健保組合の大きな役割である、皆様の健康管理・健康づくりに使われる保健事業費には同比4,732万円増の5億4,754万円を計上し、さまざまな事業を実施してまいります(事業の詳細は4~5ページ参照)。今年度は平成27年度から始まった第1期データへルス計画の結果を踏まえ、第2期データヘルス計画が始動する年です。アステラス健保組合としては引き続き運営コストの見直しはもちろんのこと、皆様の健康の保持増進、疾病 収支の割合 2

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