No.54(2018年7月)
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 体を動かすと「気分がすっきりする」と感じる人も多いと思います。自律神経の交感神経が活性化されて優位になり、意欲的でポジティブな思考になります。 運動をすることで脳のストレス反応が弱まり、不安を感じにくくなることで心身のバランスを保つことを手助けします。 運動を継続していくなかでの満足感や達成感は自信へとつながります。気持ちも明るく前向きになることが期待できます。 運動により脳の血流がよくなり、思考力や記憶力が高まります。また、軽い有酸素運動は認知機能がアップするとも言われています。こんなことから始めてみよう! 適度な疲労感を得ることで寝つきや睡眠の質もよくなります。ただし、過度の運動や就寝直前の運動は逆効果ですので控えましょう。 体を動かすことで日々のストレスに強くなります。ご自身の生活を振り返り、日常で簡単に取り入れられることから運動習慣を身につけていきましょう。次回は「ストレスに強くなる睡眠」について紹介いたします。特に効果的なのは、軽いジョギングや水泳、サイクリング、ダンス等の有酸素運動です。1日20分を目安に、体がぽかぽかして、汗ばむくらいを続けてみましょう。脳の活性化気分転換ストレス反応の抑制満足感快 眠一駅分歩いたり、なるべく階段を使う11 梅雨も明け、本格的な暑さとなってきました。夏は外気の熱と室内の冷房との気温差が大きく、1日のなかで暑い、涼しいを何度も繰り返しますので、体温調整を担っている自律神経は大忙しです。知らず知らずのうちに体だけでなく、心も疲れやすくなっているかもしれません。 今年度のメンタルヘルス通信は「ストレスに強くなる」をテーマに様々な生活習慣(食事・運動・睡眠・思考)について解説していきます。今回は「ストレスに強くなる運動」です。アステラス通信健康管理室発 仕事が忙しいと運動をする時間をみつけることが難しかったり、業務によっては1日の中でほとんど体を動かさなかったりする方もいらっしゃるでしょう。適度な運動は筋肉の緊張をほぐし、心拍数を減少させ、血糖値や血圧値を下げるだけでなく、メンタル面でもとても重要な役割を果たします。メンタルヘルスには、無理なく、楽しみながら続けられる運動が適しています。 ご自身の体力や運動経験、時間的余裕などを考慮して、自分に合うものを取り入れていきましょう。体を動かすとよいことがたくさん仕事や家事の合間にストレッチお休みの日にアウトドア

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