No.54(2018年7月)
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続き安定推移当健保組合の平成29年度決算でも納付金が大幅増となっています 当健保組合の平成29年度決算は、収入58億9,582万円に対し支出53億807万円で、差し引き5億8,775万円の残金となっています。 収入では、被保険者数等の基礎数値がそれぞれ前年度比微増となったことで健康保険料等の健康保険収入も同比1,707万円の増額となりました。一方支出は、医療費等の保険給付費が同比1,300万円の減でしたが、納付金が同比4億4,765万円の大幅増。結果、実質収支である経常収支では8,182万円の不足となりました。前年度決算残金からの繰越金によって収支のバランスをとっています。 なお、納付金は概算額に2年前の確定額に対する過不足を精算して計上します。平成30年度はこの精算により減額される見込みです。全体としては、平成27年度に保険料率引き上げにご協力をいただいて以降、比較的安定して推移している状況です。納付金の拠出額がみなさんの保険給付費を超えました 気になるのは高齢者医療のために拠出している納付金が、被保険者・被扶養者の医療費等にあてられる保険給付費を上回ったことです。前述のように全国の健保組合でも20%が同様の状況です。高齢者医療を扶助しているはずの健保組合が、そのために苦境に陥っています。 制度上、減額努力に限りがある納付金に対し、医療費の削減が直接影響するのが保険給付費です。当健保組合では、各種健診などの疾病予防事業、「アステラスへるすあっぷプログラム」(4〜5ページ参照)などの健康増進事業を実施しています。これらの事業を利用され、医療費の削減にご協力ください(10ページ参照)。 介護保険については右表のとおりです。介護納付金についても算出方法の変更が始まり、今後増額していくことが予測されます。報告・承認されました。健康保険介護保険収入科  目決算額1人当たり額健康保険収入5,033,229千円649,952円調整保険料収入114,953  14,844 繰越金571,249  73,767 国庫補助金収入56,048  7,238 特定健康診査等事業収入37,184  4,802 財政調整事業交付金41,473  5,356 雑収入41,687  5,383 合  計5,895,823千円761,341円経常収入合計5,112,100千円660,137円支出科  目決算額1人当たり額事務費98,145千円12,674円保険給付費2,197,171  283,726 納付金2,455,975  317,146 前期高齢者納付金948,408  122,470 後期高齢者支援金1,421,334  183,540 退職者給付拠出金86,213  11,133 老人保健拠出金・他20  3 保健事業費435,794  56,275 還付金2,433  314 財政調整事業拠出金114,096  14,733 連合会費1,787  231 積立金2,000  258 雑支出670  87 合 計5,308,071千円685,443円経常支出合計5,193,922千円670,703円経常収支差引額81,822千円●決算の基礎数値被保険者数男5,574名 女2,170名  計7,744名平均標準報酬月額529,079円総標準賞与額(年間合計)25,100,450千円平均年齢男44.02歳 女39.18歳 平均42.66歳健康保険料率(調整保険料率含む)事業主4.40% 被保険者2.60% 計7.00%収入科  目決算額1人当たり額※介護保険収入462,877千円98,296円繰越金32,213  6,841 雑収入1  - 合  計495,091千円105,137円支出科  目決算額1人当たり額※介護納付金476,137千円101,112円介護保険料還付金298  63 合  計476,435千円101,175円収支差引残高18,657千円●決算の基礎数値介護保険第2号被保険者数6,862名介護保険第2号被保険者たる被保険者数4,614名平均標準報酬月額613,875円総標準賞与額(年間合計)17,796,477千円介護保険料率事業主0.44% 被保険者0.44% 計0.88%※介護保険第2号被保険者たる被保険者等*四捨五入の関係で合計が合わない箇所があります。平成29年度収入支出決算概要表3

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