No.54(2018年7月)
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以下のような人は乳がんリスクが高いといわれています入浴前に見る鏡の前でチェックしましょう。 ①両腕を下げた姿勢で正面・側面・斜めから観察②両腕を上げた姿勢で同様に観察③乳頭を軽くつまみ血のような分泌物がないかを確認入浴中にふれる手に石けんをつけて滑りやすくしてふれます。 ①乳房の表面を渦巻くようにふれ、しこりやこぶがないかを確認②わきの下に指先を入れ、リンパ節が腫れていないかを確認寝る前に圧迫する仰向けに寝て肩の下に薄いクッションなどを入れます。 ①片腕を上げ乳房の内側半分を指の腹で軽く圧迫して確認②腕を下げ乳房の外側・わきの下を同様に圧迫して確認9 若くてもかかってしまう可能性が低くはない乳がん。放置したまま進行してしまうと、乳房の切除という女性にとってつらい決断を求められることもありますが、早期に発見して適切な治療を受ければ、高い確率で完治が望めます。 すべての女性が「乳がんは他人事ではない」という意識をもつことが大切です。 乳がんは体の表面に近いところにできるがんです。そのため、自身で観察したりふれたりすることで発見が可能で、半数以上がセルフチェックによる発見だといわれています。 ポイントは、変形や左右の違いがないか、ひきつれ・ただれ・へこみがないか、しこりがないか、出血や異常な分泌物がないか。定期的にチェックして違和感があれば、婦人科や専門医のいる医療機関を受診しましょう。乳がんは他人事ではありませんセルフチェックが早期発見のカギ予防のポイント①予防のポイント②乳がんになりやすい人月に1回のセルフチェック 月に1回のセルフチェックと併せて乳がん検診で専門的な検査も受けましょう。当健保組合では婦人科健診(今年度は終了)および家族壮年者健診・家族婦人科健診(7月~12月)で乳がん検査を受けられますのでご活用ください。 また、検診後、要再検査や要精密検査の指示を受ける場合があります。一度の検査でがんだと断定することは滅多にありません。疑わしい画像などがあり、再度検査したい、別の検査もしてみたいという指示です。これらの指示には必ず従ってください。乳がん検診を活用しましょう□妊娠や出産経験がない□初産が高齢出産だった□初潮が早い□閉経が遅い□乳がんになった血縁者がいる□肥満気味である(閉経後)

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